by Hiroto Kaneko
今回から Tello EDU 4台を使ってドローン編隊飛行に挑戦していきます!
Tello EDU(Tello EDU 公式サイト)は、香港のとなりのIT産業の盛んな町、深圳のベンチャー企業 Ryze Technology 社から発売されている小さなちいさなドローンです。同じ会社から発売されている無印の Tello との最大の違いは、なんと複数台で編隊飛行ができること!
今回から4回に分けて、プログラミング言語 Python を使った Tello EDU の編隊飛行までの道のりを紹介していきたいと思います。
まずは目指すゴールを動画で確認しましょう! これは実際に京大 MACS のメンバーで編隊飛行を試みて、成功した様子を撮ったものです。このシリーズでは、これを目指していきます。
次の3つが必要になります。
それから、Tello EDU を飛ばせる広めのスペースも重要です!8畳ぐらいのスペースがあれば大丈夫だと思います。注意点としては、カーペット敷きなど光を散乱する床の場合、Tello EDU の能動型赤外線センサが作動しなくなり、失敗します。光を反射する床のスペースを選びましょう。
次のステップで編隊飛行の準備をしていきます。
1と2を第2回、3と4を第3回で詳しく紹介していきたいと思います。3と4において Tello EDU に Tello SDK コマンドを送信する際には、ソケット通信を使います。今回は Python の機能(公式ドキュメント)を使ってソケット通信を行っていますが、node.js など別の言語を使ってもソケット通信は可能です。今回はわかりやすくするために、言語は Python に絞って説明していきます。
最終的に構築されるシステムは、図のようになります。
初期設定ではドローンとパソコンが直接接続されるために1台のみしか制御できませんが、Tello EDU と無線ルータ、無線ルータとパソコン、というように無線ルータを間に挟んで接続することで、複数台(今回は4台)の編隊飛行が可能になります。
次回は、Tello EDU 編隊飛行のための Python 環境の構築について詳しく紹介していく予定です!
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